ふくい「誇りと夢」ぷらん 坂川まさるマニフェスト
1.「地域力」アップ
2.「産業力」アップ
3.「人間力」アップ
プラン実現のために
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2.「産業力」アップ
○「繊(せん)都(と)」から未来へ
モノづくり“アジアNo1”へ  ―デザインする。売る。喜ばせる。―
かつて「繊維」は福井が世界に誇る産業でした。福井の名前を全国にとどろかすブランドであり、市民の誇りでもありました。
そのものづくりの伝統と技術を生かし、県と強い連携を保ちながら、創造的な21世紀型の力強い産業を創出・育成していくことで、税収のアップにもつなげます。
□これまでの「地域産業創造会議」の取組みを発展させ、福井が持つものづくりへの情熱や技術を基に、企業や大学、市民との多様な連携を促進し、付加価値の高い産業を創出するため、人材育成や新技術・商品の開発、販路開拓をバックアップします。

□繊維の優れたコレクション集めた「繊都ミュージアム」を福井駅周辺に設置し、「繊都」の象徴にします。

□福井のものづくり産品を一堂に集め、多くの人に気軽に見てもらえる「福井ショップ」を福井駅前に設けます。

□クールビズやウォームビズへの県産織物の活用など、「福井産品愛用運動」を進めます。

□新しいビジネス分野への事業拡大、事業の効率化に直結するIT(情報技術)をあらゆる産業分野で導入・活用できるよう、IT人材を積極的に育成します。

□女性の優れた感性や知恵を、商品やデザインの開発、販売などのビジネス分野に生かせるよう、女性向けの「インキュベートオフィス」「展示スペース」を提供します。

□「田舎へ帰農。駅前で起業」を合言葉に、駅前を中心とした地域で居住空間を含めた起業支援のためのスペース(50店舗)を提供し、「エンゼル資金」などの支援制度を設けます。

□駅周辺の空き店舗を、試作品の展示・販売などを行う「実験ショップ」に提供し、ショッピングと融合したものづくり創造エリアとします。また、意欲のある若者が出店、チャレンジできる「インターンショップ」を提供し、県内外から若者誘客を進めます。

□商店街の「一店一品運動」などを踏まえ、各地域の特色を生かした商店街づくりを進めます。
○力強い農林水産業
信頼で伸ばす「食・住」産業  ―キラリと光るふくいの農山漁村―
 農林水産業は、「食」や「住まい」など、わたしたちの生命や生活に直接かかわる重要な産業です。
 安全性、快適性が求められるこれからの時代、消費者の「信頼」を勝ち取ることのできる、福井ならではの「顔」が見える農業・林業・水産業を、これまでの基盤を十分生かしながら、力強く伸ばしていきます。
□市街地周辺に広がる田園地帯は、圃場整備の進んだ豊かな農地に恵まれています。この基盤を生かし、経営規模の拡大などを通じて生産性の高い米づくりを進めるとともに、野菜や越前水仙など高収益につながる園芸品目の生産を支援し、農業生産額を1割アップします。

□中山間地域の農業は、過疎化、高齢化により担い手不足が深刻化しています。県と連携して、新規就農者を確保、育成するための相談会、研修会を実施します。「団塊の世代」の「定年帰農」を受け入れるための環境整備、情報発信にも積極的に取り組みます。

□生産者や生産地など、「顔」が見える安全でおいしい食材を消費者に提供するため、通信販売や外食・中食産業とのマッチングを進めるなど、「食」の販路拡大や情報発信を積極的に支援します。

□住民主体のファーマーズマーケット、特産品づくりを支援する「まちづくりファンド(基金+人的支援)」を創設し、おじいちゃん、おばあちゃんの活躍の場(20か所)をつくります。

□市の公共事業への地元産材の活用を進めるとともに、県や森林組合と連携して、山林から出る間伐材の有効利用を進めます。

□意欲ある漁業者グループが開発した、新たな水産加工品の販路拡大を支援するとともに、県外から多くの観光客を呼び込むため、市のホームページ、メールマガジン等を活用し、情報を積極的に発信します。
○食と長寿。観光
海の幸、山の幸でふくいをアピール
  観光は、これからの産業の大きな柱です。福井には無限の可能性を秘めた多くの資源があります。かつて、「宝さがし」運動により身近な地域の宝が多く見いだされましたが、これらを磨き上げ、結びつけることで、大きな魅力になると思います。
北陸新幹線の福井駅までの開業が実現すれば、観光客やビジネス客を招き入れる環境が整います。「食」と「長寿」を大きな武器として、県外から多くの人たちを呼び込みます。
□市役所に「観光戦略局」を新設し、18年4月に発足予定の福井観光コンベンション協会とも連携しながら、私が先頭に立って総合的な観光戦略を推進します。

□福井が誇る海、山、里の「食」の素材と「長寿」を結びつけ、魅力ある観光・滞在プランをつくって誘客し、観光客数の1割アップをめざします。市内各地の観光資源を再発掘し、あらたな観光ルートを開発します。

□福井駅周辺に「そば横丁」「地酒ゾーン」「海の幸・山の幸ゾーン」など、福井の豊かな食文化を県内外にPRし、販路拡大につなげる拠点整備を支援します。

□市内の観光スポットを結んでルートを設定し、「ふくいまちなか観光」を充実します。

□都市住民が、地方生活を楽しむ「二地域居住」や、週末に農村、農業生活を楽しむ「週末帰農」のニーズが増えています。都市住民を受け入れるための体制、環境を整備します。

  □都市住民をターゲットにした滞在型のエコ・グリーンツーリズムを推進するため、住民が主体となった受入れ体制づくり(農家民宿10軒)を支援します。

□市民と共に、全国に誇れる福井の夜景づくりを進めます。また、福井の宝である足羽山を自然に親しめるよう整備し、夜景を眺望できるスペースを設けます。

□一乗谷朝倉氏遺跡の「世界遺産」登録を目指し、条件整備を進めます。また、春の桜、秋の紅葉など、観光客が四季折々に楽しめるよう、史跡の発掘整備、谷全体の環境整備を進めるとともに、一乗谷川を歴史、自然と共生する河川として整備します。

□県が整備を計画している陽子線がん治療施設とふくい健康の森、みらくる亭、さらには周辺の永平寺など、「先端医療」と「やすらぎ」を組み合わせた滞在型の「癒しの里プロジェクト」を進め、将来的にはアジアのメディカルセンターをめざします。
○「販路拡大」総力プロジェクト
発信力強化で、世界に広がる「ふくいの優れもの」
 福井のおいしくて安全な農林水産物や加工品、優れたものづくり産品を、国内外に売り込む販路の拡大戦略が重要です。
市長自らが先頭に立つのは当然、官民挙げての組織力で福井産品の販路開拓、情報発信に全力で取り組みます。
□福井で開発された商品を市が積極的に活用し、市役所をアンテナショップとして「ものづくり文化都市」を全国に発信します。

□民間経験者などを登用し、市役所に販路拡大、情報発信のための部署「マーケット開発局」を新設します。

□21世紀はアジアの時代です。福井は環日本海の中心にあり、その地理的な優位性を生かした中国などアジア地域への販路拡大を強力に支援します。また、東アジアからの観光誘客(20,000人)を積極的に推進します。
○明るく、いきいきと働ける環境づくり
働く喜び  ―夢と希望がかなう社会―
 福井の活力を支えているのは、働く人たちです。額に汗して働く市民が、自分の将来、家族の将来に「夢」と「希望」を持って、一生懸命努力していくことが報われる社会を実現します。
市民が意欲を持って、いきいきと働くことのできる環境づくりのために、最大限努力します。
□労働界とのトップ会談や、企業、事業所で働く人たちと市長の対話を実施し、明るく、いきいきと働ける環境づくりを進めます。

□退職期を迎える「団塊の世代」が培ってきた技能、ノウハウを地域産業の中でしっかりと継承・発展させていくため、「熟年人材バンク」を創設し、「団塊の世代」の再就職と次世代への技能継承を積極的に支援します。

□退職期を迎える「団塊の世代」が中心となったNPOなどに、まちづくりやお年寄りのケアなど公的な業務を開放し、継続的に活動できるよう応援します。