かつて「繊維」は福井が世界に誇る産業でした。福井の名物を全国にとどろかすブランドであり、市民の誇りでもありました。そうした伝統やノウハウを踏まえ、創造的な21世紀型の新たな産業を創出します。
モノづくりアジアNo.1へ
力強い産業を育成
「デザインする。売る。喜ばせる。」の視点をプラス。
・地域産業創造会議」の取り組みをより発展させ、企業・市民による新技術・新商品開発を支援
・クールビズやウォームビズへの県産織物の活用など、福井産品愛用運動を進めます。
・学校給食に地元産野菜を積極的に用いるなど、農林水産物の「地産池消」を計画的に進めます。
☆繊維の優れたコレクションを福井駅周辺の公共的な施設で展覧できるようにし、「繊都」象徴にします。
・商店街の空き店舗などを利用し意欲ある若者が出展、チャレンジできる取り組みを拡大、充実し、県内外からの若者誘客を進めます。
・駅周辺の空きスペースを試作品の展示、販売などを行う「実験ショップ」や学生向けの「インターンショップ」に提供し、ものづくり創造エリアとします。
 成熟した社会を迎え、観光がこれからの産業の大きな柱となります。福井には多くの資源があります。かつて「宝探し」運動の成果を今に引継ぎ、磨き上げて結びつけることで、大きな魅力になるはずです。ソフト面では「食と長寿」が大きな武器になるでしょう。
北陸新幹線の早期延伸を図ることで、観光やビジネス客を招き入れる社会インフラも整備されます。「交流人口」を呼び込み、活気に満ちた福井市をつくります。
呼び込め交流人口
・福井が誇る「食」「長寿」を素材に、海と山の両方の、魅力ある観光・滞在プランをつくって誘客。
・「二地域居住」「週末帰農」のニーズにこたえる諸条件の整備します。
・市内の観光スポットを結んでルートを設定し、歩いて、レンタサイクルで、コミュニティーバスで回れる「まちなか観光」を充実。
間近に迫った新幹線で
・北陸新幹線の建設を早める運動を官民上げて協力に展開。
・新幹線の延仲を見据えたまちづくり、観光などの受け皿整備を進めます。
「誇り」の醸成。郷土教育重視
・「歴史の見えるまちづくり」を土台に、ふるさとに誇りがもてる教育を展開。
・地域の宝を語り、広め、子供たちにも伝える「ふるさとの達人」を委嘱します。
朝倉氏遺跡を世界遺産に
☆福井が誇る歴史遺産である朝倉氏遺跡の「世界遺産」登録を目指し、条件整備を進めるとともに全国に向けて積極的に情報を発信。
・一乗谷川を歴史、自然と共生するモデル的な河川環境として整備します。
・観光客が四季折々に楽しめるよう観光地としての魅力づくりを進めます。